壁の穴事件のあと、
すぐに何かが劇的に変わったわけではない。
相変わらず夜泣きはあるし、
寝不足も続くし、
育児が急にラクになることもなかった。
ただ、
自分の中でひとつ変わったことがあった。
このまま何も言わずに抱え込んでいたら、
また同じところまで追い詰められるかもしれない。
そんな感覚があった。
ちょうどその頃、
世の中では「イクメン」という言葉が広がり始めていた。
社会全体で、
「パパも育児を頑張ろう」
そんな発信をし始めていた時期だった。
—
もちろん、
それ自体は悪いことじゃない。
でも、
実際に育児の現場にいる側からすると、
もっと泥くさくて、
もっと眠くて、
もっと余裕がなくて、
キラキラした言葉だけでは語れない毎日。
そして当時は、
父親目線のリアルな育児情報って、
今ほど多くなかった。
だったら、
自分で発信してみよう、と。
そうして作ったのが、
独自サイトのブログだった。
タイトルは、
「主夫研究家の研究レポート」。
昔好きだった
『ハムスターの研究レポート』というマンガを思い出して、
なんとなく付けた名前だった。
安易…。笑
でも、
重くなりすぎず、
ちょっと笑えて、
それでいてリアルな育児の話ができる場所にしたかった。
閲覧数は、
だいたい0〜20くらい。
反応もほとんどなし。
今思えば、
かなーり静かなブログだった。笑
でも、
誰かに読まれるかどうか以上に、
自分にとって意味があった。
書くことで、
気持ちが整理された。
「あの時しんどかったな」と、
少し離れた場所から見られるようになった。
そして何より、
あの頃書いたことは、
今でも活動のネタになっている。
(Instagramのリールでもネタにしています)
あの時はただの自己満足だと思っていたけれど、
振り返ると、
あれが今につながる最初の一歩だったんだろうなぁ。
主夫研究家→主夫ラボ→カジークジー→法人化→全国へ
そんなことになるとは全く想像してなかった、
「ハム研」好きな「主夫研」だった。笑

