初ワンオペ育児の日の話

出産から1か月くらいは、
パートナーも毎日家にいた。

妊娠中に聞いていたことや、
修行のように教え込まれた家事や育児の内容を、
ゆとりを持って一つずつ確認しながらやっていた。

助産師の前での、
いわば“実演”みたいなものだ。

そして産後1か月を過ぎた頃から、
パートナーが時々職場へ行くようになった。

いわゆる「ワンオペ」の日が増えていった。

当時パートナーは、
クリニックの看護師長。

立場的にも、
仕事のことが気になっていたんだと思う。

社会で活躍する女性もたくさんいるけれど、
職場での立場や責任、
キャリアとのバランスに葛藤している人も多い。

今思えば、

「仕事も大事にしているパートナーだからこそ、
 おれがしっかりやらなきゃ」

そんな気持ちが強かった気がする。

初めて赤ちゃんと二人きりになった日は、
ワクワクとドキドキが入り混じっていた。

そして何より、

「修行の成果を見せてやる!!」

という意気込みが強かった。

修行のおかげで、
家事や育児のタスク自体はわかっていた。

だから僕は、
育児のタスクをこなすたびに
パートナーに報告の連絡を送っていた。

・今泣いて抱っこ中
・ミルクは〇〇ml飲んだ
・おしっこの回数
・うんちの回数や状態
・〇時間くらいお昼寝した

そんな報告に対して、
パートナーから返信が来たり、
帰宅後に「ありがとう」と言ってもらえたりすると、

それがうれしくて、
やりがいを感じていた。

……ホント、自分単純だなぁと思う。(笑)

今振り返ると、
当時の僕は

「赤ちゃんを育てている」

というより、

「パートナーから合格をもらう」

という目標を意識して
育児をしていた気がする。

でも、だんだんと
思い描いていた“予定”通りには
いかなくなっていく。

本当に、
びっくりするくらい。

……あはは。

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