コロナ禍で、つながりが消えていった話

ニュースで

「新しい感染症が流行している」

という話を目にするようになった。

当初は、どこか遠い場所で起きている出来事のように感じていた。

ところが、

感染した人が重症化したり、

亡くなった方の死因に感染症が関係しているのではないかと言われたりするようになり、

状況は一変していった。

マスクの着用、ソーシャルディスタンス、アルコール消毒…

感染者が出れば、職場や学校、保育園が休みになる。

外出を控え、人との接触を避ける。

家庭の中でもマスクを着用したり、部屋を消毒したり、

時には家族同士で隔離したり。

感染を恐れ、実家の両親に会うことさえ難しくなった。

ワクチンを打つかどうかをめぐって議論が起こり、

接種した人と接種していない人との間にも、少しずつ心の壁ができていった。

それまで当たり前だった日常が、あっという間に変わってしまった。

僕自身も、予定していた地域イベントが次々と中止になった。

一緒に活動していた仲間たちも、自粛を余儀なくされた。

人と人をつなぐことを大切にしてきた僕にとって、

活動そのものができなくなるのは、とても苦しいことだった。

一方で、家の中で子どもたちと過ごす時間は、かなり増えた。

とはいえ、ずっと家の中にいるわけにもいかない。

気分転換に公園へ出かけてみた。

ところが、目に飛び込んできた光景に驚いた。

ジャングルジム、滑り台、ブランコ……。

遊具が、ビニールテープでぐるぐる巻きにされていたのだ。

子どもたちがいつも遊んでいた場所が、

目の前にあるのに使えない。

お店も、子育てひろばも、全て臨時休業。

遊べる場所を探して、街をさまよった。

今までなら、

ちょっと外に出れば何とかなったことが、

何ともならない。

子どもたちのストレスをどう発散させるか。

家の中で、どうやって楽しく過ごすか。

毎日のように考えていた。

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